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そんなものはない 自閉症遺伝子 - 見つからない遺伝子をめぐって 作者:ベルトラン・ジョルダン 発売日: 2013/10/09 メディア: 単行本 バイオベンチャーが誇大なことを言って資金を集めながらもそれに見合った商品を生み出せない。しかし、社会は誇大広告に乗…
性的マイノリティの理解には LGBTよりもSOGI LGBTとハラスメント (集英社新書) 作者:神谷悠一,松岡宗嗣 発売日: 2020/08/21 メディア: Kindle版 ここ10年くらいの間にLGBTというワードが急にポピュラーになり、差別をなくそうという運動が活発になり、一…
一冊でわかる現代薬剤の政治経済史 ジェネリック――それは新薬と同じなのか 作者:ジェレミー・A・グリーン 発売日: 2018/03/15 メディア: Kindle版 20世紀になるくらいから化学・工学の発達によって工業的に合成された薬剤が治療薬として使われるようになっ…
「1984」の世界をひた走る中国 ジョージ・オーウェル――「人間らしさ」への讃歌 (岩波新書) 作者:川端 康雄 発売日: 2020/07/18 メディア: 新書 「動物農場」「1984」を書いたオーウェルの簡潔にして要を得た評伝。大英帝国の時代からスペイン内戦、ナチスド…
Amazon Music HDのAIが先回り ジャズ批評 2021年 03 月号 [雑誌] 発売日: 2021/02/25 メディア: 雑誌 毎年3月号のMy Best Jazz Album ランキングを参考にしてサブスクで聴く音楽を選んでいるのだが、そんなことを繰り返しているとAmazon Musicのおすすめ選曲…
いずこも同じ秋の夕暮れ 晩年のカント (講談社現代新書) 作者:中島義道 発売日: 2021/01/20 メディア: Kindle版 科学の時代に生まれた私にとって、カントの認識論は、頭の中がくるりとひっくり返るような経験ではありました。74歳になった哲学者中島義道氏が…
わかる! イギリスの歴史が2時間でわかる本 (KAWADE夢文庫) 発売日: 2012/04/17 メディア: 文庫 シェイクスピアの史劇をBBCがドラマ化した「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」シリーズを楽しむために予備知識として読んでみた。プランタジネット朝・ランカスタ…
結局は知識量 医療探偵「総合診療医」~原因不明の症状を読み解く~ (光文社新書) 作者:山中 克郎 発売日: 2016/08/12 メディア: Kindle版 問診の基本、診察の基本はとうぜんあるとして、プロブレム・リストを正しくつくり、候補疾患リストを正しくつくり、…
老後は経験しないとわからない 余生と厭世 作者:アネ・カトリーネ・ボーマン 発売日: 2020/06/18 メディア: 単行本 沈鬱な詩のような作品。人生に休止符を想定できるのか?という観点。終止符は死であるとして、休止符は引退、隠居?引退後の人生が長いので…
古山高麗雄氏の絶筆 人生、しょせん運不運 作者:古山 高麗雄 発売日: 2004/04/21 メディア: 単行本 「断作戦」「龍陵会戦」「フーコン戦記」、古山高麗雄の戦記三部作に共通するのは、それを書いている「現在」と戦われている「過去」の戦争が交錯して描かれ…
「タンザニアのおけるインフォーマル経済」がメイン 「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ (光文社新書) 作者:小川 さやか 発売日: 2016/08/12 メディア: Kindle版 「はじめに」「プロローグ」で思い切りLiving for Today・・・今を生きると…
日本でも車上生活ノマドは増えてるのでは? ノマド 漂流する高齢労働者たち 作者:ジェシカ ブルーダー 発売日: 2020/11/10 メディア: Kindle版 ワーキャンパー(Work-Camper)とは、定住する家を失いキャンピングカーで移動しながら季節労働や某巨大ネットシ…
新型コロナ本の真打! 新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 (日経プレミアシリーズ) 作者:峰宗太郎,山中浩之 発売日: 2020/12/09 メディア: Kindle版 「新型コロナ」本・・・うんざりですか?たしかに書店をのぞくとコロナ本があふれていますが、逆…
ストロング缶に手を伸ばす、あなたはもう依存症! だらしない夫じゃなくて依存症でした 作者:三森 みさ 発売日: 2020/05/15 メディア: Kindle版 テレワークでホームステイのせいなのか缶やビンのゴミ出し日の朝、歩いていると毎回のように大量の缶酎ハイや缶…
これはこれでアリ・・ただし原作は読んでから 追読人間臨終図巻 I 作者:山田風太郎,サメマチオ 発売日: 2019/04/25 メディア: Kindle版 40代くらいに読んだかな「人間臨終図巻」。この漫画は言わば「『人間臨終図巻』を読む」を漫画で描いたもの。「人間臨終…
樺太というブラッド・ランド 【第162回 直木賞受賞作】熱源 (文春e-book) 作者:川越 宗一 発売日: 2019/08/28 メディア: Kindle版 Audibleで聴きました。一回一時間のウォーキングのあいだ聴いて10回=10時間くらい。樺太(サハリン)の領有の変遷は日本史・…
二重構造の現代政治批判 暴君――シェイクスピアの政治学 (岩波新書) 作者:スティーブン・グリーンブラット 発売日: 2020/09/19 メディア: 新書 アメリカのシェークスピア研究者グリーンブラットが、シェイクスピアの歴史劇が当時のイングランド(=エリザベス…
RCTでEvidence! RCT大全――ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか 作者:アンドリュー・リー 発売日: 2020/09/16 メディア: Kindle版 RCT=Randamized Control Test(ランダム化比較試験)。ある病気を治療するのに治療法Aと治療法Bのどちらがより有効かと…
まだまだ続くヒラノ教授の長い長い老後 工学部ヒラノ教授の徘徊老人日記 作者:今野浩 発売日: 2020/03/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 1940年生まれのヒラノ教授こと今野さんは御年80歳。ヒラノ教授シリーズは理系人生の大先輩として半分くらいは読ん…
上から目線のZ世代論 Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか? (光文社新書) 作者:原田 曜平 発売日: 2020/11/17 メディア: 新書 ゆとり世代(1987~1995生まれ)の後は「Z世代」(1996~生まれ)と呼ぶらしい。アメリカで冷戦期のX世代・冷戦崩壊…
Z世代が社会人になる日 若者たちのニューノーマル Z世代、コロナ禍を生きる (日経プレミアシリーズ) 作者:牛窪 恵 発売日: 2020/12/09 メディア: 新書 ゆとり世代(1987~1995生まれ)の後は「Z世代」(1996~生まれ)と呼ぶらしい。アメリカで冷戦期のX…
――「老い」は治療できる!―― LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界 作者:デビッド・A・シンクレア,マシュー・D・ラプラント 発売日: 2020/09/01 メディア: Kindle版 気楽に読める一般向けの本で、アンダーライティングに役立つ最新知識をゲット…
男性の不倫は急性心筋梗塞の高リスクファクター 性感染症 プライベートゾーンの怖い医学 (角川新書) 作者:尾上 泰彦 発売日: 2020/11/10 メディア: 新書 男性の不倫は急性心筋梗塞の高リスクファクター 自費出版のような感じも受けるが、内容は充実しており…
漢字が書けないのはスマホのせい! スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 発売日: 2020/11/18 メディア: Kindle版 たしかに、カーナビが普及して道順を覚えなくなった。途中のプロセスなんて考えもせずナビの指示通りにドライブするだけで目的地…
仕事にレッテルを貼ることの不幸 ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論 作者:デヴィッド・グレーバー 発売日: 2020/07/30 メディア: 単行本 おそらく仕事に不満を抱えている人間はこの本を読むと「ああ、おれはブルシット・ジョブの犠牲者なんだ…
病気を哲学する 感染症は実在しない (インターナショナル新書) 作者:岩田 健太郎 発売日: 2020/04/23 メディア: 新書 ご存じ感染症医・岩田健太郎先生のセンセーショナルなタイトルの本「感染症は実在しない」を読んでみました。この本2009年に「感染症は実…
江戸時代に似た明の300年 陸海の交錯 明朝の興亡 (シリーズ 中国の歴史) 作者:檀上 寛 発売日: 2020/05/21 メディア: 新書 本シリーズ③でのモンゴル(元)の扱いがあまりにも簡略であったのに比べ本書は一冊全部が「明」史。300年続いたこと、鎖国政策が銀に…
拝金主義でタガが外れたアメリカ、それは明日の日本かも DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機 作者:ベス・メイシー 発売日: 2020/02/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) オキシコンチンといえばあのヒトラーも常用していたアヘン系アルカロイドの仲間で…
あなたはどちらの老年男に近いでしょう ともがら(朋輩) 作者:文夫, 中原 発売日: 2019/10/10 メディア: 単行本 社会でそれなりに成功して豊かな老後を送ろうと思ってもそううまく行くものではない。主人公は運命的にも経済的にもめぐまれないかっての下宿の…
金魚すくい必勝法など小ネタは面白いが・・・ つむじまがりの神経科学講義 作者:小倉明彦 発売日: 2020/06/26 メディア: Kindle版 しばしば挟み込まれる小話ネタやコラムは面白い。ニューロンを中心とした神経解剖学というか生理学の基礎理論も面白い。なの…