意識と身体=ソフトウェアとハードウェア という視点 コード・ブッダ 機械仏教史縁起 (文春e-book) 作者:円城 塔 文藝春秋 Amazon わたしが今感じているわたしは、わたしという存在ではなく、わたしというハードウェアの上で実行されている制限されたわたし…
とんぼの本 怪人 江戸川乱歩のコレクション (とんぼの本) 作者:平井 憲太郎,本多 正一,落合 教幸,浜田 雄介,近藤ようこ 新潮社 Amazon すごく緻密でねちっこいところが意外。家にしても、土蔵(=書庫:表紙写真)にしても、キッチリ計画立てて、整理して、…
テクノ・リバタリアン世界を変える唯一の思想 テクノ・リバタリアン世界を変える唯一の思想 作者:橘 玲 Audible Amazon <Audibleで聴いています></audibleで聴いています>
「親ガチャ」の本質は「遺伝ガチャ」 当たり前が、公言できるようになってきた・・・<読書中> 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」 (NHK出版新書) 作者:橘 玲,安藤 寿康 NHK出版 Amazon 「親ガチャ」という言葉があって、親の職業や収入によっ…
どんなOFFタイムが理想だろう 英国のOFF: 上手な人生の休み方 (とんぼの本) 作者:入江 敦彦 新潮社 Amazon なにげに好きな新潮社「とんぼの本」シリーズ。寝る前にボンヤリ写真付きの文章を読むと心が和む。カタログを眺めて時々何冊か買っている。今回読ん…
クセになる・・・中山七里 嗤う淑女 作者:中山 七里 Audible Amazon 御子柴礼司シリーズで「満腹」といったものの、ほかにこれといって聴きたいものがないとき、なぜか選んでしまう中山七里。しかし、著者は下世話なことまでよく知ってるな、と思う。ある意…
河合優実の時代はもう、はじまっていたんだ。 キネマ旬報 2024年9月号 No.1948 キネマ旬報社 Amazon 「ふてほど」「あんのこと」「ナミビアの砂漠」「かぞかぞ・・」いろんなキャラを演じて、そのどれもが演技とは思えない!かわいい、と思えばブス顔も似合…
面白い!<読書中> 謎の平安前期―桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年 (中公新書) 作者:榎村寛之 中央公論新社 Amazon 鳴くよウグイス平安京(794)から西暦1000年あたりまで。皇族政治の時代から摂関政治の時代。それにしても、NHK大河「光る君へ…
弁護士御子柴礼司シリーズ第6弾 最終章 殺戮の狂詩曲 作者:中山 七里 Audible Amazon もう、充分満腹になりました・・・中山七里劇場。読了です。こういう小説を大量に書きまくって、大衆受けして財産を作る、そんな人生もいいなあ、とは思うけど、ある程度…
25年後の自分を想う 老いの深み (中公新書) 作者:黒井千次 中央公論新社 Amazon 「老いの・・・」シリーズで自身の老いを読売新聞夕刊月イチ連載としてエッセイに書き続けている黒井千次氏の最新刊。2019年~2023年に書かれたもので、氏は1932年5月生まれなの…
三連休で「グールド魚類画帖」に耽る グールド魚類画帖 作者:リチャード・フラナガン 白水社 Amazon 最近、新装版が値上げされて出たけれど、旧装版で。三連休で読了する予定。 「グールド魚類画帖」のモチーフである魚類画集は実在しており電子化されて最初…
2018年に過去のさまざまな読書記録をブログの形で整理し、その後は読んだ本はほぼすべてレビューを書いてきました。2024年9月15日に「1万アクセス」を達成しました。100カ月弱なので月間約100アクセス、ありがとうございます!記事数は1238本。レビュー以外…
弁護士御子柴礼司シリーズ 第5弾 復讐の協奏曲: (講談社文庫) 作者:中山 七里 Audible Amazon 第5弾ともなると、さすがにマンネリ化してきた。どんでん返しも、かなり先読みできるようになる。中途半端に登場してきただけで、伏線かも、と考えてしまい・・そ…
若大将シリーズで育ったんだよ 俺は100歳まで生きると決めた (新潮新書 1038) 作者:加山 雄三 新潮社 Amazon 小学生の頃、夏休み・冬休み・春休み、それぞれ一度は映画館にいって「若大将シリーズ」を観ていた。そのくらいヒットした。だから、その後、加山…
弁護士御子柴礼司シリーズ第4弾 恩讐の鎮魂曲: (講談社文庫) 作者:中山 七里 Audible Amazon やや、マンネリ化してきたか・・・。どんでん返しの帝王、中山七里ということで、すでに聴いている途中からどんでん返しを予測しているので、ちょっと期待外れだっ…
本 VS Wikipedia 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫) 作者:小林照幸 新潮社 Amazon Wikipedia3大文学をご存じか?Wikipediaのノンフィクション事件記事で、読み始めると思わず引き込まれてしまう秀逸なものベスト3として ①八甲田雪中行軍遭難事件 …
全日本人が読んでおくべき! 〈世界史〉の哲学3 東洋篇 (講談社文芸文庫 お-Z 4) 作者:大澤 真幸 講談社 Amazon 「<世界史>の哲学」って何?、という問いに備えて解説。なぜ2024年の世界はこうなっているのか、もっと具体的には、なぜ世界は近代以降、西ヨ…
中山七里「弁護士御子柴礼司シリーズ」第4弾! 悪徳の輪舞曲: (講談社文庫) 作者:中山 七里 Audible Amazon <Audibleで聴いています>
表ではないことこそを愛す 裏日本的: くらい・つらい・おもい・みたい 作者:正津勉,正津勉 作品社 Amazon <読書中>宮崎県は裏九州。故郷を出て博多の大学生になったとき、周囲の者が大分、宮崎は表ではなく裏という認識を持っているのに驚いた。でも、納得…
AIが事務作業の軽減に役に立つことが増えたので試しに買ってみたが・・・ 頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方 作者:橋本大也 かんき出版 Amazon まさにChatGPTに本を書かせたらこんな感じのサラーっと上滑りした感じになるのかな、というChatGPTの活用事…
これまで買った本の中で最も高価だったのが、2008年求龍堂から出た「松岡正剛 千夜千冊」(全8巻 9万円くらい・・)。そこから引っ越しのたびに一緒に移動したが2020年に断捨離の対象となり、本町の古書カフェ・コロンボに2万円で買い取ってもらった。 その…
やはり上手い、浅田次郎 アラカン世代にはたまらない 母の待つ里(新潮文庫) 作者:浅田次郎 新潮社 Amazon NHKのドラマ全4話のうち1,2話をみて待ちかねてKindleで読む。ドラマもかなりいいし、9/21,28に再放送もあるのでお楽しみに。
弁護士御子柴礼司シリーズ第2弾 あとを引く 追憶の夜想曲: (講談社文庫) 作者:中山 七里 Audible Amazon 法廷場面が面白い。おそらく、プロが読んだら「そんなわきゃーない」なんだろうけど。シロウトが読むにはピッタリ。同じ意味で同著者の医療モノは挫折…
「歴史」の歴史、というメタな本 世界史の誕生 ――モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫) 作者:岡田英弘 筑摩書房 Amazon (Kindle Scribeでの第一弾読書。確かに読みやすいがメモ機能はそこまで使わないかな。) 著者の岡田氏はモンゴル史が専門のようだが、そ…
ある研究会の機関紙への投稿原稿を兼ねているので長文です・・・ アメリカ彦蔵 (新潮文庫) 作者:昭, 吉村 新潮社 Amazon 1851年、運命の交差点 彦蔵が漂流して救助されサンフランシスコに到達したのは1851年の暮れから1852年にかけてのできごと。万次郎が10…
老いては大画面で・・・ Kindle Scribe キンドル スクライブ (16GB) 10.2インチディスプレイ Kindle史上初の手書き入力機能搭載 スタンダードペン付き Amazon Amazon 以前から、食指をのばしていた大型KindleのKindle Scribeが期間限定で9000円ディスカウン…
奏鳴曲=ソナタ 贖罪の奏鳴曲: (講談社文庫) 作者:中山 七里 Audible Amazon さすがに売れているだけのことはあるなあ、中山七里先生。弁護士御子柴礼司シリーズの第一作。第六作まであるんですね。猟奇殺人をおかした少年が更生して弁護士になったという破…
歴史の枝葉末節にも興味深いことはある 南北戦争を戦った日本人 ――幕末の環太平洋移民史 (筑摩選書 264) 作者:菅(七戸) 美弥,北村 新三 筑摩書房 Amazon 「アメリカでは戦争と言えば南北戦争を指す」というものの、日本人にはどうもピンとこないとこと…
ADHD世界にひたってみる あらゆることは今起こる (シリーズ ケアをひらく) (シリーズケアをひらく) 作者:柴崎友香 医学書院 Amazon すごく興味をひかれる部分は 最終の診断を受けたあと、ADHDに適用される薬の一つ、コンサータを飲むことになった。 説明を受…
法曹の世界が垣間見えて面白い 有罪、とAIは告げた: (小学館) 作者:中山七里 Audible Amazon 中山七里・・・かなり売れているミステリー作家なんですね。法曹界とAIというキャッチ―なテーマです。まあ、AIなしでも、話は進んでいくんですが、味付けとし…