El librero la Fontana

El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚「人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ 」(アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

私たちはどんな世界を生きているか

どんな世界を生きてきたか・・しかわからない

なるほど、ネット社会や新自由主義やGAFA、それにコロナ禍がのっかって先が見通せない今、その今に至る世界はどういう具合に形成されてきたかはよくわかる。また、日本という切り口でも近代化から現在までの流れがよくわかる。あの時のあれが今のこういう不自由や不具合の原因だと。

著者はこの200年間に革命や戦争をとおして世界・日本が築き上げてきた「解放」「自由」が、削り取られているのが今だという。しかし、まあそれは結果論なんだろうな。

今、われわれが漠然と感じる不安はそういう歴史的連続性の中に生じている不安ではないのではないか。むしろ、過去を知り分析できたとしても明日はどうなるかとんと不透明だという不安ではないか。

歴史的な流れでは説明できない突発的なできごとやイノベーションがガラリと世界を変えてしまう。そんなことを21世紀になってたくさん見てきた。だからこの先もどんな想定外も起こりうるという、そういう不安(期待でもあるかも)。若者であれば、むしろチャレンジングな未来ということかもしれない。

著者は1950年生まれの団塊世代。昭和の高度成長期に青壮年時代を生きてきて、平成から令和にかけての社会のありようにペシミスティックになるのはわかるが、「私たちはどんな世界を生きているか」なんて、普遍化するのはちょっとちがうような気がする。

天使と罪の街(上・下)

ハリー・ボッシュ シリーズ(10) 詩人(The Poet)との最後の闘い

前作「暗く聖なる夜」で警察やFBIという組織を離れながらも協力して事件を解決したボッシュとマッケイレブだったが、本作はマッケイレブが移植心臓の不調で死去したところからスタート。

今回の敵は、生きていた「ザ・ポエット」。(これは冒頭で明らかにされるのでネタバレではないが、「ザ・ポエット」は先に読んでいないと本作は読めないと思った方がよい)。マッケイレブの死の疑惑からはじまったボッシュの捜査線とザ・ポエットにおびき寄せられたFBI捜査官レイチェルの捜査線が、中盤で見事に合流。

レイチェルはじめFBI側の官僚主義的で目の前の危機に鈍感な感じと今や警察官でもないのに渋いボッシュとが対比的に描かれる。

読みどころは、荒涼としたネバダの砂漠とトレーラハウスと売春の街のすさんだ風景での転回と、大雨で氾濫するロサンゼルス川での最後の闘いの場面。

私立探偵になって不自由だったボッシュが次作では退職者再雇用制度でLAPDに戻りそうだ。

マイクル・コナリー - Wikipedia

続・私の本棚 (6)30年ぶり学びなおしの免疫学!

還暦過ぎの元外科医ホンタナが、医学知識のアップデートに役立つ一般向け書籍をセレクトし、テーマごとに同世代の医師に紹介するブックレビューのセカンドシーズン「続私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学」です。

第6回のテーマは「免疫学」です。(ちなみにファースト・シーズン「私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学を」はこちら

免疫学はなぜ難しい?

免疫学が難しいのは、30年以上前に大学で教わったことと全然違うから。今の免疫学の教科書を開くと、トル様受容体toll-like-receptor(TLR)やリンパ球の表面マーカーとしてのCD4とかCD8という用語がいきなり説明なしに出てくるので、「なんだこりゃ?」と思って億劫になる。…そんなことはありませんか?

それは無理もない話で、TLRが発見され自然免疫のメカニズムがわかってきたのは1990年代(ノーベル賞は2011年)。われわれ還暦世代にとっては、医師になって診療に追われていた頃のできごと。知らないのも無理はないのです。

最近の医学系参考書は超充実!

そこで、書店でいろいろ探してみて「これは!」と思ったのが今回の一冊目「休み時間の免疫学」。本連載の「一般書で…」という主旨からは少しはずれますが、いわゆる医学系参考書です。

免疫学を95のテーマ(ステージ)に分け、各見開き2ページ10分という設定でほぼ何も知らないところから医学部の卒業試験レベルまで自習できます。途中途中にミニテストがあるので、そこで答えられるくらいの知識は頭に入れておく必要があるということもわかります。

全体は三部にわかれていて第1部(Chapter1-3)で免疫反応の流れを理解し、第2部(Chapter 4-7)ではその免疫反応に登場するプレーヤーたちを詳細解説、第3部(Chapter8-9)では免疫が引き起こす疾患、という構成。最後に、医師や臨床検査技師の国師問題から免疫に関するものをセレクトした問題集でブラッシュ・アップ。

大事なことは何度も何度も出てくるのでさすがに覚えますね。初版が13年前ですが、著者の齋藤先生はかなり力を入れて改訂を続け、すでに第3版。免疫学入門書として独特のあじわいを醸し出しています。

2,200円(10%税込み)という一般書並みの価格で、免疫学がひと通りわかるのはうれしい。医学書を扱っている書店に行けばわかりますが、この本に限らずこういうわかりやすさを前面に出した良い参考書が本当に増えています。一度書店をのぞいてみてください。

ノーベル賞候補の研究が丸ごとわかる一冊

二冊目は一冊まるごとTregの本、「免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか」。Tregとは「制御性T細胞= Regulatory T-Cell」のことです。Treg研究の第一人者でノーベル賞候補ともいわれる大阪大学の坂口志文先生の業績やインタビューを、サイエンスライターの塚崎さんが一冊の新書にまとめてくれました。

免疫を担うリンパ球にはB 細胞とT 細胞があるのはご存知のとおりですが、その先の分類はなかなか難しいです。ヘルパーT細胞やサプレッサー(抑制性)T細胞なんて聞いたことがあるのではないでしょうか。ところがサプレッサーT細胞は存在が否定されたんです。それに代わるものがTregと考えていいでしょう。

T細胞は細胞性免疫を担っていて、体内に入ってきた細菌やウイルスに感染した細胞を攻撃して排除します。ところがT細胞がわれわれ自身の組織を攻撃すれば、いわゆる自己免疫疾患になってしまいます。自分自身を攻撃するようなT細胞の大部分は生まれた直後に胸腺で排除されるのですが、それでもさまざまな原因で自分自身を攻撃するT細胞が残存します。そこでこれらのT細胞の攻撃力を絶妙に調節してくれるのがTregです。

この免疫の上での「自己」と「非自己」は明確に二分されるようなものではなく連続的なもので、その連続的な部分をTregが分子メカニズムを駆使して実現させているのです。

ですからTregのさじ加減が狂って攻撃が抑制されすぎると例えばがんに対する攻撃がうまく働かないですし、攻撃が抑制されなさすぎると自己免疫疾患が起こります。その精緻なメカニズムを、坂口先生が海外の研究者と競いながら少しずつ少しずつ明らかにしていくプロセスが感動的です。

Tregのそうした調整能力をうまくコントロールできれば、自己免疫疾患の治療やがんの免疫療法に応用できる可能性があり、それらの分野でさまざまな研究が行われています。後半の数章ではそうしたTregの未来像が語られます。これまで自己免疫疾患の原因は標的臓器の交差抗原性と長くいわれてきましたが、Tregの表面タンパクの遺伝子多型が関連しているかも…という話も興味深いです。

最初は固いタイトルの本だなと思って読み始めましたが、するする頭に入ってTregが現代免疫研究のかなり中心に位置することがわかりました。ノーベル賞を受賞した本庶先生のオプジーボのPD-1受容体も巨視的な眼でみればTregワールドの一部分と言えますね。

この本一冊で、免疫のイロハから最先端のTregまで理解でき、さらにTregを応用した未来の医療への展望まであっという間に読めてしまいます。おすすめです。

これ一冊でわかる!光免疫療法

最後にこのところ耳にすることが増えた、がんの光免疫療法に関する本を取り上げます。

出版社特設サイトでもかなりのことはわかるのですが、開発者である小林久隆先生自身がコンパクトにまとめてくれた一冊「がんを瞬時に破壊する 光免疫療法」を読んでみましょう。小林先生は灘高から京大医学部の出身、高校時代から化学がものすごく得意だったらしく、光免疫療法にはその化学的ノウハウがつまっています。

EGFRやHER2と呼ばれるがん細胞に特異的に存在するタンパク質があり「がん特異抗原」とよばれます。これまでにも抗がん剤を選択するときに、採取したがん組織においてどんながん特異抗原を持っているかを調べる必要があり、その検査のために抗EGFR抗体や抗HER2抗体が開発され試薬として使われてきました。光免疫療法はそうした抗体を使います。

例えば、がん細胞表面にEGFRタンパクがある場合、その患者に抗EGFR抗体を投与するとその抗体はがん細胞に結合します。ここでがん細胞だけを破壊する一番いい方法は、その抗EGFR抗体にスイッチ付きの爆弾を仕込んで投与し、体内のがん細胞に爆弾付きの抗体が結合し細胞膜にがっしりと組み込まれたタイミングで、爆弾のスイッチをオンにしてがん細胞だけが破壊されるようにすることです。

そんな都合のいい「スイッチ付き爆弾」の開発が光免疫療法のキーポイント。その爆弾は「IR700」という化合物。IR700はフタロシアニンという低分子化合物を側鎖で修飾したもので、側鎖のおかげで水溶性になっています。このIR700を抗EGFR抗体に化学的に結合させたものを投与すると、IR700付き抗EGFR抗体ががん細胞の細胞膜のEGFRと結合します。

そこで波長約700ナノメーターの近赤外線を照射するとフタロシアニンが光に反応して側鎖がはずれるのです。するとフタロシアニン自体が不溶性となることで細胞膜が壊れ、がん細胞が破壊されます。つまり、フタロシアニンという爆弾に側鎖というスイッチを組み込んだものがIR700であり、スイッチを押す役目が近赤外線というわけです。

EGFRに限らず、細胞に特異的な細胞表面タンパクさえ同定できていれば、それに対する抗体を作りIR700化した抗体を投与し近赤外線をあてるだけで、近赤外線があたった範囲のその特定の細胞だけ死滅させることができるという仕組みなのです。免疫学と化学の絶妙な融合です。

 2012年に当時のオバマ大統領が一般教書演説で光免疫療法に言及したことや、小林先生の日本とアメリカを行ったり来たりの研究生活、楽天の三木谷社長の支援などのサイドストーリーも面白い。

2020年9月にIR700組み込み抗体である「アキャルックス」が世界に先駆けて日本で薬事承認され、いよいよ臨床の現場で使われるようになりました。がん治療のまさに光となるのか光免疫療法、要注目です。

まとめと次回予告

今回は一冊目に、一般書ではなく医学参考書を取り上げました。免疫学の進歩がすさまじいので、まずはよくまとまっている参考書でひととおり勉強することが早道だと思えたからです。免疫学では複雑な適応免疫(獲得免疫)のほうが先に研究が進み、その前段階とも言える自然免疫の解明が後になりました。

ところが多くのテキストは自然免疫→適応免疫という順に書かれているので、私自身も最初の自然免疫とくにTLRでつまずきそうになりました。今回紹介した「休み時間の免疫学」でそこをクリアできればTregや光免疫療法も楽勝です。免疫学、おもしろいですよ。

さて次回のテーマは「寿命」です。還暦世代にとっては寿命・長寿は他人事ではないですよね。コロナ禍の中でも寿命・長寿をテーマにした本はよく目にします。そんな中から次回は「LIFESPAN・ライフスパン 老いなき世界」・「寿命遺伝子」・「生物はなぜ死ぬのか」の3冊を選んで、読み解いてみたいと思います。

次回もご期待ください。

リンパのふしぎ

分子生物学ネイティブではない世代の研究

例えば、血管系を表通りのメインルートとするなら、従業員用(関係者以外禁止)裏ルートがリンパ系という感じかな。タンパクや脂質、水分は通るが赤血球は通らないので酸素は少ない。リンパ球にとってはところどころにリンパ節という詰所があるエアシューターみたいな通路で、感染防御にとってはメインルート。

上腕の筋肉に注射したコロナワクチンが筋肉細胞に感染するのかと思っていたが、すぐにリンパ系に入っていくらしく、そこには巧妙なドラッグ・デリバリー・システム(DSS)上のしかけがあるようだ。本書ではリンパ系に親和性のある物質としてソナゾイドが挙げられ、それをDSSとしてつかったがんのリンパ節転移に対する化学療法については記載がある。

全体としては、リンパ系についての知識は増えたが、リンパのふしぎを解き明かすというよりは、72歳の著者が研究人生をかけてリンパのふしぎに取り組んできた、その研究一代記という趣き。自分が研究してきた部分はやたら細かいのだが、世間話みたいなエピソードも多い。そろそろ研究人生も終盤というところでしょうか、団塊世代で分子生物学ネイティブではない人にとっては研究人生そのものが途中で激変して大変だったかと思います。

m3で「まとめ記事」としてDr. ホンタナが紹介されました!

m3会員でないとアクセスできないと思います。同じ記事はこのブログにも転載していますのでそちらの記事リンクも併載します。ま、継続は力なり・・ということで。

 

m3.com | メンバーズメディア

このコーナーでは、メンバーズメディアでご活躍中の連載者の皆さんをお一人ずつご紹介します。

今回は、Dr.ホンタナさんからの発信をまとめてご紹介します。

Dr.ホンタナ
勤務医

元外科医 昭和の31年間で医者になり、平成の31年間は外科医として過ごし、令和と同時に臨床を離れました。本を読んだりジャズ(ダイアナ・クラールの大ファン)を聴いたり、プロ野球(九州時代からのライオンズファン)の追っかけをやってみたり。ペン・ネームのホンタナは姓をイタリア語にしたものですが、「本棚」好きでもあるので・・ダジャレで

メンバーズメディアでは、『続私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学』を連載中です。

元外科医であるDr.ホンタナ先生が、これまでに読破されてきたさまざまな本を、毎回テーマに沿って3本程度ご紹介いただいているのが本連載です。

今回は、過去の連載である『私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学を』も併せてご初回いたします。ぜひご覧ください。

連載:続私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学

アスベスト問題、今読みたい医師推薦3冊

実は医師にも身近「LGBT」書籍で理解

スマホに飲酒に医療用麻薬 書籍で納得、依存症事情

日本のコロナ対策は正しい?医師が書籍から分析

日常診療の「やってはいけない」も証明!統計学べる一般書

 

連載:私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学を

エクソシスト病、40年越しの解明

イマドキの産科・発生学に感動!

スマホネイティブ世代の医学教材は

反ワクチン運動、認識を変えた書籍

 

じつは微生物学の最先端がスゴイ

 

日米のがん啓蒙書読み比べ、治療にも格差

 

神の手に赤ひげ…時代を駆けた医師人生

 

コロナ禍の今読み直したいウイルス本3選

 

還暦医師も他人事でない認知症を巡る3冊

 

コロナ禍の今こそエイズ史を振り返る3冊

 

「士業の浮沈」医師の働き方を占う3冊

 

精神医学の歴史とドラマがわかる良書

 

以上、今回はDr.ホンタナさんからの発信を一挙にご紹介しました。
今後もメンバーズメディアでは注目の執筆者や連載の情報をご紹介してまいります。ご期待ください!

寿命遺伝子

シロウトには難しいし、面白くない

12の寿命に関わる遺伝子について、それぞれの研究のミニストーリーがある。線虫やショウジョウバエやマウスを使い、特定の遺伝子を欠落させて長寿化や短命化を測定し、候補遺伝子を絞り込んで、遺伝子のクローニング(配列の決定)からコードするタンパクを解明、そこから長寿分子的なメカニズムまで到達する。そういう寿命に関わる遺伝子の基礎研究の方法論が見えてくる。

線虫からage-1, daf-2, daf-16。ウェルナー症候群からwrn。特定の遺伝子を欠落させたノックアウトマウスの研究からigflr, rest。時計遺伝子研究からclk-1。ショウジョウバエ研究から酸化ストレスと関わるShc, methusela。酵母からは欠落させると短命になる sir-2そこから進んで、いわゆるカロリー制限で寿命が延びるというサーチュイン遺伝子。その代謝上の下流にあるのが tor。さらにampk・・と、都合12の寿命遺伝子(イタリックで表示)。

それぞれの研究には競争があり、ノーベル賞が出たりと、この分野も結構研究が盛んなんだなと感じる。しかし、一般人にとってはどれも似たり寄ったりの話でいささか退屈。さらに感じるのは、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的なその手法、それからわかってきたところで生命の全体像からみればまだまだ「群盲象をなぜる」的な状態のような印象は(個人的には)否めませんね。

これまでの、人類の長寿化は主として衛生環境や栄養などの外部要因だったことを考えると、寿命とはもっと社会的な要素の方が強いのではないかと感じられる。

そうなると、ここに挙げられた12の遺伝子やそれが作るタンパクを研究する意義はどこまであるのだろうか。メカニズムの解明という意義はあるだろうが、それがわかったからと言って、ヒトの寿命がこれ以上伸びるのだろうか、いや伸びてどうする?

進化論的には長寿が求められているのか。長寿よりも多様性のほうが求められているのであれば・・・そもそも虚しい研究なのでは、なんて気持ちでは研究はできないことはよくわかりますが。

結局、長寿研究のうさんくささっていうのは遺伝子レベルになっても消えないのだ。それは、本能的に寿命を科学でいじることへの忌避感があるからなのかもしれない。

暗く聖なる夜(上・下)

ハリー・ボッシュ シリーズ(9) 娘(マディ)の登場が救いに

前作でロス市警を退職したボッシュが自らかかわった未可決事件を、私人として警察官時代のコネをフル活用して解決する物語。しかし、冷静に考えると、ベースにある犯罪(強盗)にくらべて、その犯罪の露見を防ぐための犯罪(FBI殺し、警官殺し、ボッシュ襲撃)のリスクが大きすぎないか?

2003年の刊行なので9・11後のテロ対策と絡んでくる、というか絡めたために、さらに死者が増えていく。悪い奴の大半が死ぬか、死んだも同然となるが、かえって安易に殺害された女性たちのことを想うと何ともやりきれない。

最後にボッシュの娘(マディー)が初登場、これで少し救われた気分になれる。(ボッシュ53歳)