El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

万年筆の時代 

佐藤正午復刻短篇集

佐藤正午は僕の2つ歳上なので現在71歳。最近出た復刻短篇集を読む。佐藤自身が「あとがき」でこの本の由来を書いている。「永遠の1/2」で1983年にデビューしてからの10年間、万年筆一本で小説を書いていた頃の短編のうち他では読めなくなっているものを集めての復刻ということらしい。

ちなみに、1993年頃からワープロ専用機で「彼女について知ることのすべて」を書き、2006年「身の上話」の途中でワープロが壊れ、パソコンで書くようになって今にいたるらしい。

自分が文章を書くのにどういう道具を使っていたかを考えてみると、大学の後半にNECのPC9801時代が来て、世の中のパソコンがほぼPC9801という時代があり、その頃ぼくは祖母にねだってひとつグレードが下のPC8801というパソコンを買ってもらい、カセットテープのプログラムを読み込んで(もう意味がわからない人も多いと思うがそんな時代がありました)ゲームなどやっていた。そこからは、常になんらかのパソコンが身の回りにあった。ただしその頃は文章を書いて推敲するようなこともなかった。

大学院の頃に論文を書くのに初期は研究室のIBMの専用機を使い、後半はアメリカ留学していた先輩に頼んで買ってきてもらったMacintoshで書いていたことは間違いないので・・・(続く)

訃報 庄司薫さん 88歳

庄司薫さんが今年の4月に亡くなっていたことが今日になって報道されている。88歳。そうかぼくの20歳年上だったのか。

「赤頭巾ちゃん気をつけて」「白鳥の歌なんか聞こえない」「僕の大好きな青髭」「さよなら怪傑黒頭巾」と4つの色(すもうの房の4色だったとそのころ読んだ)をタイトルに入れた薫君シリーズ。ちょうど中高生の頃で、受験(東大受験が中止になっての1年間の出来事として描かれていた、という記憶)を意識していたからだろうか、愛読していた。

「赤頭巾ちゃん・・・」は東映で映画化されて岡田裕介(当時、東映の社長の息子、のち社長)が薫くんを演じていた。今調べたら岡田裕介さんも2020年に亡くなっていた。去る者は日々に疎し。

「白鳥の歌なんか・・」はNHKでドラマ化されて、薫くんは新谷公之、GF役は仁科明子が演じていて、このドラマが好きだったなあ。1972年だから中3の頃。新谷公之さんは調べると「複数の関係者の話によると荒谷はかなり前に既に故人とのこと。尚、没年月日や死因は不明。」とあり、無常。仁科明子さんは73歳、4度のガン手術を経て、今はわがふるさと宮崎県在住(?)とか。

http://miyata.gotdns.com/Cafe/hakucho_uta.htm

50年以上前の話だけど、中3だった当時、隣の席の女の子とこのドラマの話題で盛り上がっていたことを覚えていて、最近50年ぶりに、彼女と話す機会がありこの話題で再び盛り上がった!まるで50年がなかったかのように・・・思い出は永遠だ。

中国VS世界

世界は多彩な中国からの侵略にさらされている・・・!?

おそらく日本はヤマト王権時代から危機意識はあったんだろうなー。やはり中国パワーはすごい。官製のパワーもあれば、民間のパワーもある。個々人でもその生命力は、島国日本人には計り知れない部分がある。

この本の時期はコロナ直後くらいなので今とは少し異なる。特にオーストラリアの危機感はここ数年で大きく様変わりしている。この本が鳴らしていた警鐘に世界中が気づき始めたということか。

国レベルでは、出資者として途上国を債務国にしてしまう、個人レベルでは移民として移民先の国の政治にまで関わるようになる。国としても、民間としても、10億人以上おパワーが常に世界を揺らし続ける。

本書では、そうしたさまざまな事例を通して、中国の、あるいは中国人の行動様式を知り、そこに安易に乗っかることのリスクを知ることができる。

日本は距離が近いだけにかなり危険!

はじめてのClaude入門

これで3大生成AIすべての有料ユーザーに

うわさのAnthropicのAI、Claude(クロード)も今月から有料ユーザーになった。これでChatGPT、Gemini、Claude と3大AIすべてを有料(それぞれおよそ月3000円程度)で使っている。

もちろん、趣味として課金しているわけではなくて、私の場合もはやAIなしでは副業が回らないというレベルで使いこんでいる。いったい何にどうやって3つも使う必要があるのか?と思うかもしれないが、そこは企業秘密ということで。

ここでは現時点での3つの特徴と使い分けをメモしておく。

Gemini:軽い。圧倒的に答えを出すのが早いが、答えがかなり軽い。まちがいやや多め。単独で大きな作業をやらせるのは怖い。こちら側への忖度が強く、うっかり乗せられると痛い目にあう。GoogleDrive2TBがついてくるのが使い続ける理由。ちょっとした調べものにはGeminiで充分。NoteBookLMも使い勝手よい。

ChatGPT:慎重居士。とにかく慎重で、控えめだけど、思考力は一番かも。時間はかかる。忖度度も控えめ。なので、信頼度は高い。もちろんハルシネーションはあるが「困ったときはチャッピー」

Claude:GeminiとChatGPTの中間くらいか。複雑な文書処理を自動化できるので入り口に使うことが多い。資料をWORDやEXCELの形式で出力する力が強い。

Claudeに資料を読ませて、こちらが欲しい出力を一度書かせ、それをそのままChatGPTにコピペして点検させて、点検結果を再度Claudeにfeedbackして、自分の欲しい形式の出力を得る。ときどきスポットでの調べものはGeminiでやる。そんな使い分け。

純粋に個人的な、旅行プランや税務相談などはこれまでの蓄積からGeminiに頼ることが多い。

いつの間にか生成AIでのペーパーワークにどっぷり漬かっており、毎日3-4時間はAIと過ごしている。

注1:とはいえ、AI側の作業時間が半分くらいはあるかな、その間は本読んだりYouTube見たりしている。

注2:ClaudeはProでも大きめの作業やらせると途中でその日のターンを消費していしまい、翌日まで待て、状態になることがしばしば。それを避けようと45ドルもクレジットを買ってしまう羽目になった。もっと上のプランがいいのかもしれない。要検討。