El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2006-01-01から1年間の記事一覧

ヘルマン・ヘッセを読んだ2016年の秋ー冬

ヘッセは一通り文庫で読んだがみな姪っこにあげてしまったので正確な日付はわからない。その後に全集を買いPDF化している。日記を見ると「荒野のおおかみ」を読んでいるという記載が2006.11.15にあり、その日付としておく。 ストイックなものを求めていたの…

晩夏 シュティフター

心洗われる旅の読書 晩夏 上 (ちくま文庫) 作者:アーダルベルト・シュティフター 発売日: 2004/03/12 メディア: 文庫 晩夏 下 (ちくま文庫) 作者:アーダルベルト・シュティフター 発売日: 2004/04/08 メディア: 文庫 上巻 2006.5.2-2006.5.5 下巻 2006.5.6-2…

こぐこぐ自転車

伊藤整の変容からは考えられない気楽さ こぐこぐ自転車 (平凡社ライブラリー) 作者:伊藤礼 発売日: 2011/01/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) 深夜、届いていた伊藤礼「こぐこぐ自転車」を一気に読む。自転車と関わりができていくところなど自分と重ね合…

カラマーゾフの兄弟

悪夢を呼び寄せる小説! カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫) 作者:ドストエーフスキイ 発売日: 1957/02/05 メディア: 文庫 この騒ぎの中で12月だ。「カラマーゾフの兄弟」を読み始めた。20051201 深夜から「カラマーゾフの兄弟」を読み終えようと読み…