El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2014-01-01から1年間の記事一覧

赤目四十八瀧心中未遂

車谷長吉との出会い 赤目四十八瀧心中未遂 作者:車谷 長吉 発売日: 2001/02/09 メディア: 文庫 車谷長吉(くるまたに ちょうきつ)を読んでいる。楽しくはないのだがやめられない面白さがある。名前は読めないけど知ってはいた。ブックオフで2冊108円本を見つ…

快適生活研究

女流に傾く読書傾向 快適生活研究 (朝日文庫) 作者:金井 美恵子 発売日: 2010/04/07 メディア: 文庫 夜にかけて金井美恵子の「快適生活研究」を読む。かなり面白い。これまで読んだことのないような作りの小説で、自分自身の俗物感も相当に感じてしまう。あ…

百年の孤独

名前がみな同じ 百年の孤独 (新潮・現代世界の文学) 作者:G.ガルシア=マルケス メディア: 単行本 ガルシア・マルケスの「百年の孤独」。電子化してモニターの大画面だからこそ読める、という部分は確かにある。二三日で読めそう。健康のためにモニターをフラ…

細雪

細雪の舞台に住むことになろうとは 細雪(上) (新潮文庫) 作者:潤一郎, 谷崎 発売日: 1955/11/01 メディア: 文庫 細雪を読み始める。けっこう面白い。iPadだからこそサクサクと読める。iPadで読むために本を買う。そんなこともありえる。20140119深夜までかけ…

グローバル・スーパーリッチ

スーパーまではならなくても・・ グローバル・スーパーリッチ: 超格差の時代 作者:クリスティア フリーランド 発売日: 2013/11/22 メディア: 単行本 図書館本で読了。英語版は Kindleで購入。 少しあぶない本。自分がスーパーリッチでないことの歯がゆさを感…