El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

一下級将校の見た帝国陸軍

今も同じだよ 一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫) 作者:山本 七平 発売日: 1987/08/08 メディア: 文庫 非常に示唆に富む。軍の教育は、「馬の調教」-説明抜きでOJTを積み上げる。全体を俯瞰させることがない。これなどまさによくある話で、会社にも医務職…

その女アレックス

一気読みさせる その女アレックス (文春文庫) 作者:ピエール ルメートル 発売日: 2014/09/02 メディア: 文庫 ブックオフで108円で買って電車から読み始めたのだが、なんと4時過ぎまでかけて一気読み。まあ、展開はおもしろい・・・あとに残らないという点で…

問題は英国ではない、EUなのだ

逆張りトッドの面目躍如 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書) 作者:エマニュエル・トッド 発売日: 2016/09/23 メディア: Kindle版 トッドの著作がトランプ勝利を予測している点について。グローバリゼーション・ファティーグは確か…

マッチ・ポイント

偶然が運命を決める・・ マッチポイント (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video Woddy Allenの映画をAmazon Primeで見ている。きっかけはなんだったか。急に、Primeにかなりの作品が入ってきたのか?難波神社の角の古書店でウッディについての…