2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
プーチンのウクライナ侵攻で顕在化する「ドイツリスク」 ドイツリスク 「夢見る政治」が引き起こす混乱 (光文社新書) 作者:三好 範英 光文社 Amazon 2015年9月刊行の本だが、テーマであるドイツリスクがプーチンのウクライナ侵攻で顕在化しているので再読。 …
とほく異朝をとぶらえば 双調平家物語〈1〉序の巻 栄花の巻(1) 作者:橋本 治 中央公論社 Amazon ボッシュ・シリーズに変わるシリーズ物を楽しむ読書として「橋本治で古典を読む」というプロジェクトを始めてみた。「双調平家物語」15巻、「窯変源氏物語」14…
ジビエと言えばオシャレだが、所詮はブッシュミートと同じ 次なるパンデミックを回避せよ: 環境破壊と新興感染症 (岩波科学ライブラリー 301) 作者:井田 徹治 岩波書店 Amazon 武漢でのCOVID-19発生、その根源はコウモリでさらに中間増幅動物はセンザンコウ…
馴染みの土地は出てきたけれど 佃島ふたり書房 作者:出久根 達郎 Audible Amazon Audibleで聴きました(9時間6分)。Audibleなので最後まで行けたものの、大逆事件・関東大震災・満州・太平洋戦争というお馴染みの時代背景の中に佃島と古本屋をポンと入れて…
いま、目の前で起こっているウクライナ危機理解には必須 プーチンの世界―「皇帝」になった工作員― 作者:フィオナ・ヒル,クリフォード・G・ガディ 新潮社 Amazon 1985年にゴルバチョフが書記長となって1989年にベルリンの壁崩壊、エリツィンによる混乱の1990…
”Project Light Speed” 光速のワクチン開発全記録 mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来 作者:ジョー ミラー,エズレム テュレジ,ウール シャヒン 早川書房 Amazon 今も世界中で繰り返し接種されているCOVID-19に対するmRNAワクチンの代表選手であ…
還暦過ぎの元外科医ホンタナが、医学知識のアップデートに役立つ一般向け書籍をセレクトし、テーマごとに同世代の医師に紹介するブックレビューのセカンドシーズン「続私の本棚・還暦すぎたら一般書で最新医学」です。 今回のテーマは、医療の分野でもよくあ…
ハリー・ボッシュ シリーズ(22) だれもが価値がある、さもなければ誰も価値がない(ボッシュの座右の銘) 鬼火(上) (講談社文庫) 作者:マイクル・コナリー 講談社 Amazon ついにボッシュ・シリーズ最新刊に追いついた。ハリー・ボッシュ69歳の設定。ボ…
結局、誰もが〇〇人間 コンビニ人間 作者:村田 沙耶香 Audible Amazon Audibleで聴きました。Amazon Audibleが定額聴き放題になったのでサブスクを再開。最初の一冊は2016年 第155回芥川賞作品「コンビニ人間」。大久保佳代子の朗読で3時間43分。ウォーキン…
「若くて旅を致さねば、年寄っての物語がない」(狂言「地蔵舞」より) 旅する少年 作者:黒川創 春陽堂書店 Amazon 小説家 黒川創さん(1961年京都伏見生まれ・刊行時60歳)が、小学校6年生から中学卒業までに実行した驚くほど多くの一人旅の記録。12歳から1…
ハリー・ボッシュ シリーズ (21) 素晴らしき世界(上) (講談社文庫) 作者:マイクル・コナリー 講談社 Amazon ハリー・ボッシュ68歳の設定。メイン・ストーリーは2つ、ボッシュが無給の予備警察官をやっているサン・フェルナンド市警のギャングの事件と…
芥川賞作家、西村賢太氏の急死をネットニュースが伝える。54歳。タクシーの中で意識消失したままの死とあり。自分のレビューを検索して見ると11年前に「苦役列車」を読んでいる。 その後も雑誌に連載しているものはポツポツと読んでいた。「本の雑誌」には「…
タイトルは地味だが、かなり役立つ 経済社会の学び方-健全な懐疑の目を養う (中公新書 2659) 作者:猪木 武徳 中央公論新社 Amazon web中公新書に連載されて読んでいた「経済社会の学び方」がリアル新書になって出版されたので読んでみた。Web https://www.ch…