2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
修羅の国、南アフリカで生きるということ 恥辱 (ハヤカワepi文庫) 作者:J.M. クッツェー 早川書房 Amazon 歴史的にも絶え間ない混乱と闘争の南アフリカ。アパルトヘイトが廃止されマンデラが黒人初の大統領となったのはつい最近のような気がしていたが、1994…
大人の遠足・・・やっと読了 地霊を訪ねる ――もうひとつの日本近代史 (単行本) 作者:猪木 武徳 筑摩書房 Amazon まず装丁(川瀬巴水の版画)がいい! プラクティカルな経済学者・猪木武徳先生がPR誌「ちくま」に連載していた「地霊を訪ねる」シリーズが27回…
神戸の百貨店外商部が舞台 [1巻] 上流階級 富久丸百貨店外商部: (小学館) 作者:高殿 円 Audible Amazon 百貨店外商部がどんな仕事をしているのか手に取るようにわかる本。あわせて阪神間のいわゆる上流階級の生態もわかる(ような気がする)。モデルは大丸…
我々はどこから来て、今どこにいるのか? 下 民主主義の野蛮な起源 作者:エマニュエル・トッド 文藝春秋 Amazon <読書中>(古書購入本)
絶対的核家族化がすすむ日本の未来もまた修羅? 我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか 作者:エマニュエル・トッド 文藝春秋 Amazon これまで「最も新しい」と思われてきた「核家族」が、実は「最も原始的」であり…
BS松竹東急という無料で全番組見られるBSのチャンネルがある。ときどきアマプラでは見られない名作映画をやっている。1月末から黒沢清監督作品3作放映!うち2作は役所広司が主演。もう20年以上も昔の作品だけど心に残っている。後味は良くないが、それがまた…
今年は4種の雑誌を紙で定期購読することに。d-マガジンで読める雑誌も増えたけどやはり紙の雑誌をパラパラめくるのもイイんだよね~。 ① 本の雑誌・・・すでに10年目くらい?すっかりライフスタイルに溶け込む。 ② Newton・・・理系の老後はNewtonでしょう。…
Audibleで聴きました。まあ、ありきたり。 木挽町のあだ討ち 作者:永井 紗耶子 Audible Amazon 出だしは「吉原手引草」と区別がつかないんだが・・・。・・・ と、書いたが、最後まで聴いてみて、まあ結局は同工異曲という感じだった。どうも時代物の直木賞…
引き込まれ、解体され、消滅させられる・・・そんな読書の悦楽! 異常【アノマリー】 作者:エルヴェ ル テリエ 早川書房 Amazon こんな小説に出会えてハッピー、と思える仕上がり。3つのパートに分かれている。以下、第2部以降のレビューにはネタバレあり(…
https://uuw.tokyo/book-guide/ 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫) 作者:石飛幸三 講談社 Amazon 気楽に読める一般向けの本で、アンダーライティングに役立つ最新知識をゲットしよう。そんなコンセプトのブックガイド…
2023年のAudibleのレポートが届いた。年間17730分=295時間、1日あたり48.6分。職場へ徒歩で25分程度なので、まあ日々、往復の時間はAudibleを聞いたことになる。生活の一部にはなってる。
こんな90代なら、なってみたい・・ じい散歩 作者:藤野 千夜 Audible Amazon 藤野千夜(ふじの・ちや)さん、60代の女性芥川賞作家らしい。評判の「じい散歩」がAudibleに入ったので聴いてみることに。内館牧子の老人小説シリーズのあざとさに辟易しており、…
わたしはあなたの人生の一登場人物、ではない! 55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫) 作者:村上 龍 幻冬舎 Amazon 仕事人間から普通の人間に、ということでハローワークならぬハローライフ。2011年頃に新聞連載された5編の連作集なので時代的にまだ「55歳」…
プロの意見の本質は(たぶん)どの分野でも同じ うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書) 作者:幡野 広志 ポプラ社 Amazon 玉石混交(ほとんどが石)のYouTuberがカメラメーカーから何らかの便宜を受けてやっているようなカメラ紹介やそれに少し撮…
チコちゃん風に言うと「なぜ印象派が出現したの?」→答え「写真ができたから」 秘密の知識 巨匠も用いた知られざる技術の解明 作者:デイヴィッド ホックニー 青幻舎 Amazon 科学と美術の絶妙な関係。超絶!おもしろい! 卒業アルバムや画集のような大型の本…
内容は、多くがパンフレットとかぶっているが・・・ SWITCH Vol.41 No.12 特集 すばらしき映画人生! ヴィム・ヴェンダースの世界へ スイッチパブリッシング Amazon 「PERFECT DAYS」つながりで、特集している雑誌SWITCH12月号を読む。大半は映画館で買った…
正月早々、心に沁みる映画をみた。 カンヌで役所広司が主演男優賞をとったことで日本でも急に気になる映画になったヴィム・ヴェンダースの「PERFECT DAYS」。年末から国内封切になったので観てきた。淡々と繰り返される毎日の仕事(トイレ掃除)を修行僧のよ…
バラード&ボッシュ:大晦日スタートのノンストップ・アクション ダーク・アワーズ(上) (講談社文庫) 作者:マイクル・コナリー 講談社 Amazon ダーク・アワーズ(下) (講談社文庫) 作者:マイクル・コナリー 講談社 Amazon ハリー・ボッシュシリーズ(23)…
正月早々ギブ・アップ! 量子とはなんだろう 宇宙を支配する究極のしくみ (ブルーバックス) 作者:松浦壮 講談社 Amazon この本、物理や数学の知識が50年前の受験生レベルでは歯が立たない!というのが正直な感想。ベクトルや行列はさわりだけしか勉強しなか…
元旦に「超ひも理論」! ニュートン式 超図解 最強に面白い!!超ひも理論 作者:科学雑誌Newton 株式会社ニュートンプレス Amazon 年末に「エレガントな宇宙」を読み始めたが、理解の限界を超えるので理解の手助けとして元旦の朝、雑誌Newtonの別冊をKindle…