El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

老後

55歳からのハローライフ

わたしはあなたの人生の一登場人物、ではない! 55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫) 作者:村上 龍 幻冬舎 Amazon 仕事人間から普通の人間に、ということでハローワークならぬハローライフ。2011年頃に新聞連載された5編の連作集なので時代的にまだ「55歳」…

「平穏死」のすすめ

母の死と「隠れ胃ろう」 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫) 作者:石飛 幸三 講談社 Amazon 本書の趣旨は、口から食べられなくなったらそれは「平穏死」を迎えるための準備段階にはいったということ。つまり、「食べら…

すごいトシヨリ散歩

歳をとってからの旅のヒント・・・やがて悲しき すごいトシヨリ散歩 作者:池内 紀,川本 三郎 毎日新聞出版 Amazon 池内紀(いけうち・おさむ)1940年生と川本三郎1944年生が雑誌の企画で3か月ことに行っていた対談記事(2016年3月~2019年9月)をまとめて2021…