2025-01-01から1年間の記事一覧
坂口先生!4年前の予言的中です。 免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか (ブルーバックス) 作者:坂口志文,塚﨑朝子 講談社 Amazon 2021年6月に紹介した「制御性T細胞とは何か」の著者、坂口先生が2025年ノーベル医学生理学賞を受賞しました!レビューの中で…
2017~2019 直木賞受賞をはさんでのあれこれ 書くインタビュー 4 (小学館文庫) 作者:佐藤正午 小学館 Amazon 作家生活34年で直木賞・・・って、ちょっとヘンじゃないか?と思うんだけど、事実は小説より奇なり。佐藤正午が佐世保に閉じこもって授賞式にも代…
個人レベルでの強欲資本主義との決別! なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか? 異端の経営学者と学ぶ「そこそこ起業」 (集英社ノンフィクション) 作者:高橋勅徳 集英社 Amazon マネー関係の実用本みたいなタイトルと表紙絵だが、副題は「異…
聴いてもたのしめるぞ、佐藤正午! 事の次第: (小学館) 作者:佐藤 正午 Audible Amazon <Audibleで聴いています>
基礎的な哲学・倫理学の用語が身につく! 思考実験大全 作者:岡本裕一朗 イースト・プレス Amazon <読書中>
鳩撃から「月の満ち欠け」まで 書くインタビュー (3) (小学館文庫 さ 4-9) 作者:佐藤 正午 小学館 Amazon 「きらら」2015年7月号~2017年2月号に掲載された「ロングインタビュー 小説のつくり方」を改題し、まとめた文庫オリジナル。 ひねくれた皮肉屋(そう…
そう言いたいのは、よくわかる 書くインタビュー 2 (小学館文庫) 作者:佐藤正午,東根ユミ 小学館 Amazon 書くインタビューの第2巻。2011年3月の「鳩の撃退法」の構想段階のインタビューから始まり、執筆期間中のインタビューの中断(3年!)を経て、2014年8…
80年代という同時代・・・ 松田聖子と中森明菜 1980年代に起きたアイドル革命 (朝日新書) 作者:中川右介 朝日新聞出版 Amazon 1980年代、私は23歳から32歳。人生で一番忙しい時期だったかも。明菜が2年連続のレコード大賞(その当時はすごい賞だ…
Audibleでも佐藤正午 きみは誤解している: (小学館) 作者:佐藤 正午 Audible Amazon 競輪短編集・・・危険なのは「競輪」をやってみたくなる(もちろん乗るのではなく車券を買うほう)こと必定なこと。どれだけ競輪に没入したらこれだけの競輪小説を書ける…
精神医療ミステリー 眠れるアンナ・O(新潮文庫) 作者:マシュー・ブレイク 新潮社 Amazon 「二転三転では終わらない」とあるが、いったいどうなっていくのか・・・暑さを忘れて読もうと、読み始めたのは半月前。なんせ文庫で680ページもあって、半分ほどま…
長年の私の思いが書かれていた! 誤読と暴走の日本思想~西周、福沢諭吉から東浩紀、落合陽一まで~ (光文社新書) 作者:鈴木 隆美 光文社 Amazon 日本人の考え方の根底の部分で、そもそも欧米の思想とずれているところは確実にある。いろんな業界でも、急に…
圧倒的聴きやすさ(読みやすさ) 横道世之介 作者:吉田 修一 Audible Amazon 映画のヒットで文庫本の「国宝」もバカ売れの吉田修一。「パークライフ」で芥川賞をとったころには純文学・哲学系の作家さんと思っていたが、読まれるものを書くという才能なんだ…
https://uuw.tokyo/book-guide/ 高齢者が急性期病院に殺されないために知っておくべきこと 作者:武久 洋三 幻冬舎 Amazon 「気楽に読めて、査定力もアップする本を!」というコンセプトのブックガイド、今回はやや重たいタイトルの本をご紹介。その名も『高…
敬老の日・・・ 老いを読む 老いを書く (講談社現代新書) 作者:酒井順子 講談社 Amazon 自分も、いつの間にか歳をとって、なんだか社会から「老人認定」されるみたいなことが起こる。住んでいる神戸市では、すでに65歳になってから市立の博物館や美術館がタ…
2時間で一気読み!これは面白い 書くインタビュー 1 (小学館文庫) 作者:佐藤正午,伊藤ことこ,東根ユミ 小学館 Amazon 佐藤正午の創作のヒミツが少しずつわかる・・かも。 一応、形式上は女性ライターがメールで佐藤正午にインタビューして、それに佐藤正午…
「努力」も「自己実現」も幻想だ! 働かないおじさんは資本主義を生き延びる術(すべ)を知っている (光文社新書) 作者:侍留 啓介 光文社 Amazon という、オビの惹句こそが「幻想だ!」 資本主義の歴史あたりはまあまあ。なぜ我々が今、強欲資本主義の世界で…
かならず冷めるもののことをスープと呼び愛と呼ぶ 5 (角川文庫) 作者:佐藤 正午 KADOKAWA Amazon 読み終わった。そして、最後は「かならず冷めるもののことをスープと呼び愛と呼ぶ」と書くと、単純な愛情の劣化をテーマにした話か、と思うかもしれない。ま…
放蕩記 (光文社文庫) 作者:佐藤 正午 光文社 Amazon
GPTsのその先に行きたい・・・ ChatGPT2年生 GPTsのしくみ 体験してわかる!会話でまなべる! 作者:森 巧尚 翔泳社 Amazon 毎日ChatGPTを少なくとも2時間は使っている、というよりChatGPTなしでは現在の作業の効率は1/5くらいになることは・・・<読書中>
「リプレイ」を佐藤正午風に展開するとこうなる Y (ハルキ文庫) 作者:佐藤正午 角川春樹事務所 Amazon 「リプレイ」というタイムトラベル系のSFがあって、ずいぶん昔に読んだし中年になってから読み返したこともあり。43歳で死ぬのだがまた18歳の時点にもど…
エゴの強いダメ男、それを描かせたらNo.1 彼女について知ることのすべて 新装版 (光文社文庫) 作者:佐藤 正午 光文社 Amazon 文体ともあいまって、エゴだけは強いけれど、物事を決められない、流れに身をまかせるくせいに、結果に納得せず、シャキッとしてい…
佐藤正午のエッセイ・アンソロジーを5冊まとめて買ってしまった・・・ 小説家の四季 1988-2002 (岩波現代文庫) 作者:佐藤 正午 岩波書店 Amazon 佐藤正午の長編小説をいくつか読んで、気になるのはずっと佐世保にすんで、決まりきった生活パターン…
年金だけでは足りない人のための・・・ 年金だけでは足りない人のための 分配金生活 (光文社新書) 作者:梅森 浩一 光文社 Amazon うーむ、理屈はわかるがリスクがわかりにくい インベストの「世界のベスト」(インベスコ 世界厳選株式オープン 為替ヘッジな…
吉田修一はどこから変節したのか・・・・? パーク・ライフ 作者:吉田 修一 Audible Amazon 「国宝」への違和感はあまりにも大衆小説(もちろんいい意味でも、悪い意味でも)であったことだ。芥川賞作家ではなく、直木賞作家なら理解できる。吉田修一ってこ…
ゴールが見えているから楽しめる!という考え方 自死という生き方 (双葉新書 2) 作者:須原 一秀 双葉社 Amazon この二、三年の間に父親が90歳になる前日に、母親が90歳になって一か月後に死去しました。そうなってくると、自分の寿命もまあ90歳±5歳程度だろ…
https://uuw.tokyo/book-guide/ アルツハイマー認知症は抗ウイルス薬と帯状疱疹ワクチンで予防できる 作者:松下哲 三省堂書店/創英社 Amazon 気楽に読める一般向けの本で、アンダーライティングに役立つ最新知識をゲットしよう。そんなブックガイドの第139回…
1000ページのラビリンス! 鳩の撃退法 上 (小学館文庫) 作者:佐藤正午 小学館 Amazon 鳩の撃退法 下 (小学館文庫) 作者:佐藤正午 小学館 Amazon これはメタメタな脱線小説らしいが・・・・メタメタとは英語のmetaですよ。小説の中に、それを書いている作家が…
デビュー作らしからぬ巧みさ 永遠の1/2 (集英社文庫) 作者:佐藤正午 集英社 Amazon 文庫500ページ、2日で読了。文庫解説で丸谷才一の影響がちらりと書かれていたが「たった一人の反乱」のポリフォニック(誰かが主役で延々と語るのではなく、其々の登場人…
ドキュメンタリーものも聴きやすい バブル兄弟 ‶五輪を喰った兄〟高橋治之と〝長銀を潰した弟〟高橋治則: 文藝春秋 作者:西﨑 伸彦 Audible Amazon <Audibleで聴いています>「ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス」でドキュメンタリーも面白く聴いていてもわかりや…
佐藤正午の短編世界はどうなんだ? 夏の情婦 (小学館文庫) 作者:佐藤正午 小学館 Amazon 5つの中短編からなる。<読書中>