El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

Kindle

Kindle出版の時給 Audible

新NISA、HowTo本からこちらへ・・・著者の思うつぼ!? Kindle出版の時給: 副業の時給。考えたこと、ありますか? キンドル出版戦略大全 作者:浅見 陽輔 Amazon 新NISAのHow To本をAudibleで聴いてみると、その著者は銀行員で副業的にKindle出版をやり、試行…

新編 閑な老人

尾崎一雄と意外な接点があった 新編-閑な老人 (中公文庫 お 33-3) 作者:尾崎 一雄 中央公論新社 Amazon コロナ禍で中断していた東京出張に3年ぶりに行ってきた。某学会での特別講演(とはいっても30分という短いもの)を依頼され、ここのところその準備、特…

「ワーニャ伯父さん」から「ドライブ・マイ・カー」まで

話題のアカデミー賞映画を準備万端で観てみました。 ワーニャ伯父さん ——田園生活の情景 四幕—— 作者:アントン チェーホフ Amazon アメリカのアカデミー賞。話題の邦画「ドライブ・マイ・カー」は作品賞は逃しましたが、国際長編映画賞を受賞しました。 この…

夜の靴・上海

もうこのあたりの小説はKindleのほうが読める 夜の靴 ——木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 作者:横光 利一 発売日: 2012/10/04 メディア: Kindle版 「来る日も来る日も同じことを繰り返している農業という労働。しかし、仔細に見ていると少しずつ労働…

旅愁

Kindleで横光利一を読む一週間に 旅愁 作者:横光 利一 発売日: 2012/09/13 メディア: Kindle版 「旅愁」(Kindle本)。大部なものなのだろうがKindle本でこの長編を読みおえた。ヨーロッパ・ソビエト・日本・日本の中の郷里、タイトル通り「旅の愁い」は様々…