El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

寺田寅彦随筆集 全5巻

寺田寅彦随筆集 セット (岩波文庫)発売日: 2003/09/11メディア: 文庫「寺田寅彦随筆集」を読了す。岩波文庫には随筆集として5冊あるが第三巻は所蔵しておらず読んでいない。彼の随筆の一つのパターンはある日常的な事象を取り上げそこに科学的方法論で独特…

牝猫

牝猫 (岩波文庫)作者:コレット発売日: 1988/12/16メディア: 文庫コレット「牝猫」(岩波文庫)を往復の電車で読了。これくらいの文字密度であれば片道100ページは読める事がわかった。ストーリーは単純だが表現に不思議な味わいがある。マザコン・ペット…

太宰治を読む

11月のテーマ読書「太宰治を岩波文庫で読む」を開始。 富嶽百景・走れメロス 他八篇 (岩波文庫) 作者:太宰 治 発売日: 1957/05/06 メディア: 文庫 20041109 「富岳百景・走れメロス」(岩波文庫)を読む。「レ・ミゼラブル」や「白鯨」を読んだ後では日本…