正月早々、心に沁みる映画をみた。
カンヌで役所広司が主演男優賞をとったことで日本でも急に気になる映画になったヴィム・ヴェンダースの「PERFECT DAYS」。年末から国内封切になったので観てきた。淡々と繰り返される毎日の仕事(トイレ掃除)を修行僧のように遂行する中にも、触れ合う人々、カセットデッキの音楽、百均の文庫本、木漏れ日---と確実に変化するものがある。繰り返しと小さな変化、人生の神髄はそんなところに潜んでいる。
映画を見終わって、日々の自分自身の仕事にも何かこれまでにない喜びを見出せるような気がした。振り返ってみると、過去にヴェンダースの「パリ、テキサス」や「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」にも同じような印象(=日常を大切にしたい)をうけたが、それが東京を舞台に日本人の物語として描かれている。
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