El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

成瀬は天下を取りにいく Audible

さわやか、レベル高い系の青春記!楽しめる

青春もの小説といえば、ヤンキーやバンカラきどりのバイオレンス系だったり難病や記憶喪失とか???ありえないだろうシチュエーション設定で手にとってもみないものが多い中。「成瀬は天下を取りにいく」は、ちょい地方のまじめな高校生の硬派な青春期。まあライトノベルではあるが、Audibleにちょうどいい。

主人公、成瀬あかりの目的を設定してそこにむけてキッチリやっていく(なかなかゴールに到達はしないのだが・・・)キャラが、自分の学生時代を思い出したりしてなつかしい。いや、もっともっと成瀬のようにがんばれたのにな・・・と思ってみたり。ただ、本当の人生はもっとドロドロ、ベタベタしてるからな・・・と揶揄ってみたり。

いやあ、さわやか!次巻必読↓