逆張りトッドの面目躍如
トッドの著作がトランプ勝利を予測している点について。グローバリゼーション・ファティーグは確かにあると思う。
「なぜなら、グローバリゼーションに適応するのは、ある種の不平等を甘受することだからです。」
「いずれも、サッチャー・レーガン登場以来の数十年間、英米主導で進められてきたネオリベラリズム&グローバリゼーションの終焉の始まりを示す兆候なのである。」
トッドは、とくにアングロサクソン社会の現象、英国EU離脱、米大統領選でのトランプ躍進に注目する。グローバリゼーションがもたらす「ファティーグ〔疲労〕」に英米社会すら耐えられなくなったことの証しだからだ。「グローバリゼーション発祥地での転換」は、「グローバリゼーションの終焉の始まり」を意味するはずだ、というのである。・・・