2021-03-16 余生と厭世 Amazon Review Book Review 老後は経験しないとわからない 余生と厭世 作者:アネ・カトリーネ・ボーマン 発売日: 2020/06/18 メディア: 単行本 沈鬱な詩のような作品。人生に休止符を想定できるのか?という観点。終止符は死であるとして、休止符は引退、隠居?引退後の人生が長いのであれば、休止符を想定して、それが近づいたぎりぎりで先送りする。その繰り返しが余生であるのかも。 著者はおそらくまだ30代、老後と死は経験しなければわからないことが多い。 あるいは、伊能忠敬のように生きるのもありか。いずれにしても、安定した生活設計があってのこと。ロマンチックな話も、もちろん経済的余裕が前提である。