El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

65歳からの京都歩き

何気なく読んで、そうか京都にも通わなくては・・・と気づく

65歳からの京都歩き

65歳からの京都歩き

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ライター永江朗が京都にセカンドハウスを構え、東京ー京都、二重生活をしていることは知っていた。その永江がエッセイ風に書いた京都ガイド本。中高年が京都を散歩する上で参考になるかと読んでみた。永江朗はこの本が出たころは60歳なので、65歳はちょうど定年が65歳になるという動きに合わせて65歳にしたのだろう。その点について一切書かれていない。

実際にはそう役立ちそうにも思えないが、暑い夏と寒い冬を避けること、無理をしないでタクシーを使うことなどは書かれている。

私は東京から神戸に転居してきたものの、最初はインバウンド(=中国人)観光客であふれる、そしてコロナ禍と、京都を堪能できないままタイトルどおり65歳になってしまった。そんな中で、心理的に奈良に重きを置きすぎだったなと気づく。中国人観光客が戻ってくる前に京都に通わなくては。

自宅最寄駅から京都までは1時間、実は奈良よりずっと近いのだ。

現在、月イチ奈良散歩中なのだが・・・これに年末までは「土曜日は京都に行こう」をやってみよう(除く7-8月)。さっそく、新しいガイドブックを買ってこなくては・・・。