コロナ2年目の2021年も終わる。還暦を過ぎて本格的にブックレビュー・ブログを始めたが、今年の記事数は172本と最多となった。次第にフィクションが読めなくなっているのは現実に起こることがフィクションじみているからだろう。フィクションが現実を超えられない。
①Dr. House(映像)
最も時間をかけたのが177エピソードをこつこつと見続けたDr. House。全エピソードを医学的文献で読み解くブログも作った。大いなる時間つぶしになった。
②ジェネリック医薬品の不都合な真実(書籍・医学)
インドのジェネリック企業やアメリカのFDAの実態を暴露する本。調査量がすごい。インドへの興味をかきたてられた。
③BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル(書籍・医学)
こちらは②に比べれば小さいが、女帝系サイコパス(?)の恐怖。まさに現実は小説より・・を地で行く。
④夜より暗き闇(書籍・映像 ハリー・ボッシュシリーズ)
Amazon Prime Videoで見始めたBosch。面白すぎて原作を何十冊も読むことに。現時点でのベストはこれ。
⑤ベロニカとの記憶・終わりの感覚(映像・書籍)
味わい深い映画「ベロニカとの記憶」。記憶はうそをつく+身勝手な60代男とテーマとしては自分にもぴったり。
⑥自由なき世界(書籍・歴史)
ティモシー・スナイダ―も今年読んだ著述家の一人。プーチンのロシアと習近平の中国。
小説部門では、古い小説だがジーン・リースのこれ。ジェイン・エアにつながるとは知らなかった。
今年は医学サイトm3に20本近くのレビューを掲載してもらった。会員である医師しか読めないところが難点。このブログに転載している。
⑨クワイエット・コーナー 2(書籍・音楽)
音楽がらみでは「クワイエット・コーナー 2」秋以降、この本のDiscガイドをもとにずいぶんと音楽を聴いた。サブスク時代です。
⑩超耐性菌
友人の会社のHPに連載していたブックガイドが100回となり最終回を迎えたので第100回分を記念にここに。