El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

昼夜日記

生前刊行された最後の日記

昼夜日記

昼夜日記

  • 作者:坪内 祐三
  • 発売日: 2018/10/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

2016年7月までの記録。2020年1月13日死去。2014年の映画「酒中日記」の頃のことなども書かれている。その後の日記はいずれ本の雑誌社から出るのだろうか。
しかし、映画の中でもアル中ぽかったし、この日記に書かれているとおりに飲んでいれば長生きはしないだろうとは思う。酒に適量なし、アルコール換算で週100グラム(ビールなら一日一缶まで)を超えると次第に余命が短縮することは医学的にわかっている。
日本は文化人や普通の会社員が飲酒しすぎ。TVのアルコールのCM量も異常。冥福を祈る。