ギブ・アップ
女性が聴いたらもっと心にひびくのかもしれないが・・・。いわゆる恋愛症候群というか恋愛至上主義の女性のモノローグが続くのがつらい。こじらせ女子を俯瞰的にみれている「勝手にふるえてろ」や「私をくいとめて」の前に書かれた作品で、綿矢りさ自身の恋愛観や結婚観も若かった?ということなのかも。
その年頃の女性が読んだら心に響くとは思いますが、これを60代男が歩きながら聴くのは精神衛生上よくないと判断して半分ほどでギブ・アップ。作家も作品を残しながら変わっていくのだなあと感じさせてくれました。