El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

世界史とつなげて学ぶ 中国全史

歴史的多元性 vs. 国民国家

岩波新書「曽国藩」の文章の明晰さ、歯切れの良さに感心して著者・岡本 隆司氏の他の著作を調べてみるとAudibleに作品があった。さっそく聴き始めた。面白い。しかし、Audibleの困ったところは面白いと紙の本で読みたくなってしまうところ。うーん、Audibleだけで全うできるか・・・Audibleで聴きました。

聴き終わると「以外にあっさりしていたな」という印象。まあ4千年の歴史を数時間で聴くのでそんなものか。何か核心的なものがわかる、というわけではないが、初学者にはちょうどいいかも。あまり細かいところにつっこみを入れるようなものではないです。

口述筆記らしく聴いてわかりやすいがやはり漢字がわからないと音だけでは???という部分はある。