ゲーテが身近に感じられる
著者の専門であるドイツ系の偉人8人が取り上げられている。浅く広くという感じなのだが、「ゲーテ 人生の宿題をしよう」はなかなかよかった。メモ魔でそれも詩でメモする。そういうものがたまって作品になったり、大作の下敷きになったりする。大きなテーマは人生の宿題ととらえて、時間をかけてでも宿題を仕上げる。 82歳死去。ああ、ぼくもあと20年、人生の宿題をやらなくては・・・。それ以外の7人はそれなり。
<追記>上の文章を書いてしばらくして池内紀氏の訃報あり。急死だったようだ。享年78歳。世間の評判に反して、自分には、世評に反してお書きになったものがなぜかなじめない、何人かの一人だったけれど、黙祷。