El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

老いと記憶

 記憶の衰えにどう対応していくか!

老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)
 

 記憶しなくてはならないことを減らす、スマホのリマインダーを利用、高齢者になるまでに良い習慣を身につける。また、記憶そのものがその後の人生の中で改変されていくので、人付き合いの多い、活発な高齢時代をすごす。

まあ、そつなくまとめられているがちょっと物足りないような気もした。記憶をテーマにしたものではタイトルがいまいちだが「なぜイヤな記憶は消えないのか (角川新書)」も併読すると、記憶の変容が人生を形作ることがよくわかる。