「本屋大賞ノミネート」という本をだいぶAudibleで聴いてきたが、さすがにこの本は「ハズレ」としか言えない。しかし、これがそこそこ売れて、書店員にもおもしろいと思う人がいて、Amazonのレビューを読むと、なるほど一定の「ハズレ」評価の人はいるが、それなりにほめているレビューもあり。
そうすると、「ああ、これで面白いと思う世代があるんだ」と感じる。同じ世代のなかの読書力の違いというのではなく、YouTubeとともに育った世代はこの程度の長さで、この程度のプロットでちょうどいいのかも、
これを読んで、過去の名作トリックを思い出し「最近は全然だめだ・・・」と思ってしまうのは、歳をとって世代としての感覚が違ってきているからなんだな~とあらためて実感。
もはや、川上未映子も金原ひとみもベテランの域で、この本の読者にとっては「めんどくさいこと書くお〇さん」になっているのかも。