エネルギーから見たサピエンス全史
「エネルギー」版のサピエンス全史。「エネルギー」を軸におくことで、リアリティが高まり、かつ知らなかった内容も多いので、サピエンス全史よりも聴きごたえがあった。
エネルギー革命の歴史、エントロピー理論、散逸構造(これは面白い)、地球温暖化と取り上げるテーマは多い。
また、著者は日本石油ーJXのサラリーマンで仕事のかたわらこれだけの本を書かれたことには敬服。
へーっと思うような歴史や科学上の事実が多く、目から鱗。ただし、こうやってレビューを書こうとすると、聴いたものは意外に頭から抜けていくことに気づく。項目ごとに書けない。書こうとするなら聴きながらメモをとることが必要だろう。ウォーキングしながら聴いているのでそれはできない。
小説のAudibleではそんな感じがしなかった。紙版を読んでみたい。