El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

「完熟」の老い探求

哲学教授の人生って

かなり自費出版っぽい。内容はほぼギリシャ・ローマの哲学者のお言葉の引用。ギリシャ・ローマ哲学を長年やってきたんでしょうね著者は。名工大で「哲学」の教授だとどうしてもタコツボ的になるよね・・。まあ、現代に通用するよ!と言われればそうではあるが、そもそもいろいろ言ってた哲学者たちが「完熟」することなく死んでたりする。

団塊世代高齢者をあてこんだ「老人のための人生論」はもう読むのをやめよう・・といつも思うのに・・残念。