三度見ても新しい
ジュリアン・バーンズの「終わりの感覚」を映画化したもの。映画の英語タイトルは原作どおり「Sense of an Ending」なのだが、ちょっと難しいからか邦題は「ベロニカとの記憶」と変えられて原作ファンはやや複雑。
Amazon Primeで2回見ているのだが、最近は無料から外れてしまい、時々「また見たい」と思っていたところブックオフ・オンラインで見つけたので購入。やはり、個人的☆☆☆☆☆映画は手元に持っておきたい。
3度目ともなると頭にスーッと入ってくる。この映画、人の記憶のいい加減さがひとつのテーマでもあり、自分の都合のいいように編集された記憶と、本当の出来事のずれを意識するためにも何回か見たほうがいい。
もう一つのテーマは「自分の無神経さを自覚できない男」で、こっちのテーマは見るたびに「身につまされる感」がアップしている。ああ、僕の無神経さを許してください・・・
それにしてもジム・ブロードベントの無神経なじいさんの役作りは本当にうまい。最後にそれに気づいて涙するところでもらい泣きするほど