いい歳になってきたのでじっくり学んでみようかとこのシリーズに挑戦。
メソポタミア・エジプト・ユダヤ・ギリシャ・ヘレニズム、悉く世界の成り立ちの原理をさぐりその世界における自我論(魂)というのが西洋哲学の源流にあるということなのか・・とシロウトながらに思う。
一方で、中国・インドでは無我論、いわば諸行無常。日本人にはしっくりくるしミリンダ王に親近感を感じる。この東西の決定的な違いはどこからきたのか教えてほしい。風土?言語?もやっとしている。
この一冊の新書の向こう側に膨大な原典があることはよく伝わる。残りの7冊でもやっとが解消できるのかなあ?
コラム「人新世の哲学」はおもしろい。8月に出る篠原先生の「人間以後の哲学 人新世を生きる」が待たれる。