El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

大阪弁ブンガク論

 自意識過剰の大阪弁

K氏の大阪弁ブンガク論

K氏の大阪弁ブンガク論

  • 作者:江弘毅
  • 発売日: 2018/06/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ことさらに大阪弁、大阪弁て言わんでも、取り上げた小説は素直に読めば素直におもしろい。大阪弁に自意識過剰になって、なんだか不自然で、自分自身が何度もダメ出ししている「大阪すっきやねん」レベルの文章になっている。もっとふつうにふつうに。

しかし、引用ばかりなのに値段が高い。もちろん・・新刊買うたわけではないけど(2022/09/23PDF)