El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

人間通になる読書術

内容だけ読みたいのであれば・・

松原正全集第一巻にも収載されています。もともとミニコミ誌「月曜評論」に連載(昭和55年ー57年)された書評(+人生論)からセレクトしてまとめたものが本書「人間通になる読書術」。全集第一巻には「人間通になる読書術」でオミットされた分も収載されているので、読みたいというだけなら10分の1の価格で買えるそちらをお薦めします。故・坪内祐三氏の尊敬する恩師ということで日記シリーズにたびたび出てくることから検索する方も多いと思いメモ代わりに。また、谷沢永一氏に同じタイトルの本(PHP新書)あり、お間違えの無いよう。