El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

ストリートワイズ

 

坪内祐三を読んでいた日々

ストリートワイズ

ストリートワイズ

  • 作者:坪内 祐三
  • 発売日: 1997/04/20
  • メディア: 単行本
 

坪内祐三「ストリートワイズ」(図書館本)を読了。買いたい本だ。かなり様々なテーマの文章で書かれた時もマチマチなのだが、妙に腑に落ちるのはやはり同世代が世代論を背景にその時々の事件を語るからだろう。大家の文章を読んでも「時代が違う」と言い訳できるが、坪内祐三にたいしては言い訳できない。まさに第一次ノンポリシラケ世代なのだ、わたしは。