El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

歴史は「べき乗則」で動く

 

 かなりおもしろい。「べき乗則」そのものは、あれーっその程度のことか、という感じではあるのだが科学の発展理論ということでは素人向けによく書かれている。読み終わって、さてなにか、といわれたときにはっきりと残っているというわけではないのだが、読んでいる途中は楽しい。