El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

そして誰もいなくなった

今回もダメ

 クリスティー嫌い。何年かおきにクリスティーブームみたいなものがあり、そのたびに作品を読んでみたりするのだが、だいたいはずれ、というか。おもしろくない。プロットはおもしろくて読み終わるのではあるが、後には何も残らない。登場人物がみな平板的で話が深まらない。みんなそうおもうはずであるが?