El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2004-05-21から1日間の記事一覧

シルヴェストル・ボナールの罪

今となってはなぜノーベル文学賞・・と思わないでもないが シルヴェストル・ボナールの罪 (岩波文庫) 作者:アナトール フランス 発売日: 1975/07/16 メディア: 文庫 アナトール・フランス「シルヴェストル・ボナールの罪」(赤543-4)を読む。愛書家ごのみの…

ヘンリー・ライクロフトの私記

読書人の隠遁生活三連発 ヘンリ・ライクロフトの私記 (岩波文庫) 作者:ギッシング 発売日: 1951/01/01 メディア: 文庫 読書人の隠遁生活を淡々とつづるという分野のものなので、「森の生活」同様の途中の退屈さは否めない。ソローとちがってこれはフィクショ…