綿矢りさ熱が昂じて、買ってしまったけれど
「綿矢りさ熱」が昂じて買ってしまったが、も少しハチャメチャを期待していただけに少し残念。綿矢りさ自身の北京滞在記をちょっとヤンキーに色付けしたという感じで、いくら楽天家を装っても、やはり書いているのは綿矢りさなので、どうしても「こじらせ女子が無理してる」というイメージがぬぐえない。まあ、それはそれでキライではないけれど。
「味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを」「真冬の北京を大暴走」なんて帯にあるけどぜんぜんそんなことはなくて、これぐらいの外向能力を発揮しつつも実際は内向的な人っている。
書かれていたラップの歌詞を転載しとく
適応障害イミ分からん
世間が私に適応すべき
(のんしゃらりー のんしゃらりー)
キミは知らんと思うがね
冬の北京はパッキパキ
(ヘイのんしゃらりー のんしゃらりー)
主人公の陽キャは綿矢りさのあこがれなのかも。
それと、北京では電気自動車ではなく電気スクーター(自転車)が全盛らしい。確かに、エコというなら電気スクーターだろうし、日本の電動ママチャリも最強だろうに。自動車メーカーに忖度してかそっち方向にすすまない日本もどうかと思う。(新刊購入本)
綿矢りさ、こじらせ女子から脱皮しようとしているのかも