El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

エレガントな宇宙

たぶんこの本だけではムリ 予習本が必要

歳をとって早起きになった。その上、目覚めて1時間くらいは頭の回転がすごくいい。朝に頭を使う作業をすると片付くのはいいのだが、細かいことに気が付きすぎて逆に仕事を増やしてしまいがち。なので、朝は積読になっているちょっと難しい本を読んでみることに。

ニュートン力学→アインシュタインの特殊相対性理論→アインシュタインの一般相対性理論と、ここまでボンヤリとわかった(ような)。ここから、量子力学ときて、統一理論としての超ひも理論。流れがわかるだけでもまあいいか。

本書の主題である超ひも理論は、相対性理論と量子力学の対立という、物理学最大の難問を解決する。そればかりではない。宇宙の本当の姿を映し出し、万物を説明し尽くす根本の理論、究極の理論であると考えられている。宇宙の本当の姿とは?第一線の研究者である著者が、巧みな表現で描く超ひも理論の最新成果から、驚くべき宇宙の姿が明らかになる。・・・と、ある。

かなり抽象的で、読んでいてダレるのだが、ネットやNewtonなど資料をあたっているとなんとなくわかってきたもののどうもすっきりしない。

Newtonの別冊などで予習したほうがいい。2024年に持ち越し。