El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

オーディオ小僧のいい音おかわり

オーディオの正解は・・・

現在、自宅デスクで聴くことができる音源は聴いている時間の長い順に「サブスク(CDレベルからハイレゾまであり)」「アナログレコード」「CD」「ダウンロード音源(FLAC・DSD)」となる。

いい音というのが人それぞれであるが、個人的には「ハイレゾ」≧「アナログレコード」>CDという感じ。サブスクで配信されているCDを買うことにはあまり意味がない。「ハイレゾ」VS「アナログレコード」となったときにどちらを?これはまた人それぞれだが、所有している喜び、ジャケットやライナーノーツなど考えるとアナログレコードを選ぶ。

ここにきて自分のこれまでの人生を彩ってきた楽曲のアナログレコードが続々と再発売されている。CDしかなかった時代のものもあらためてアナログレコードで出るなど「アナログレコードの時代」なのだろうか。

選択肢が増えて逆に収拾がつかない。それはオーディオ小僧・牧野良幸氏も同じようで、さまざまな音源に右往左往する感じがしないでもない。結局、右往左往しながらも自分の嗜好にあわせて聴いていくしかないということだろう。