El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

古寺行こう(18)西本願寺 行ってみた・・が

行っても見れないものばかりの西本願寺

全43ページある中で、出かけて実際に目にすることができるのは5ページまでの「御影堂」「阿弥陀堂」「唐門」だけで拍子抜け。西本願寺のせいではないが・・・、小学館の編集方針としてどうなのか、とは思う。そもそも「古寺行こう」なのに「行っても見れない」では看板に偽りありなのでは?

隅々まで読むと欄外に細い活字で取ってつけたように「*飛雲閣、書院、虎渓の庭、北能舞台は特別公開されることがある。」と書かれてあった。それって、基本非公開ってことならそれを明記してほしい。それに気づかずに入り口さがしてどれだけ歩かされたか・・・。

これまでの号は非公開と明記なければ基本的に公開だったので油断していたと言えばそれまで。ちょっと裏切られた気分ではある。表紙になってるものが見れないというのはどうなのよ。そもそもこの号の写真はほとんどが本願寺出版社提供って書いてあるのに今さら気づく。一冊まるごと小学館オリジナルではなかったのね・・・・

秋晴れの爽やかな日ではありました。