「古寺行こう」を片手に古寺に出かけてみるシリーズ
刊行直前に東大寺に行っていたので、その時の印象からこのガイドブックの有用性を考えてみる。
まず東大寺ともなるといつでもすべての仏像を拝観することができるわけではないことを認識しておかなくてはならない。私は仏を拝むというよりは美術作品の鑑賞という観点で捉えているのだが、仏教的儀式の日程に合わせなければそもそも鑑賞できないということになる。
その点がきっちり書いてあるガイドブックとしては優秀。また、第1巻「法隆寺」の付録の「京都・奈良行事カレンダー」も何気に役に立つ。それらを総合して今年このあと東大寺に行くならと考えると・・・
- 8月15日 万燈供養
- 10月5日 転害会
- 12月6日 良弁忌
の3点か。やはり予習して「古寺行こう」を片手にいくと、ずいぶん勉強になる。
なお、今回は奈良国立博物館で「聖林寺十一面観音」を拝観し、東大寺ミュージアムへ。昨年(2021年)10月には長女と大仏殿・法華堂に行っているので、ほぼコンプリート。