El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

定年後の居場所

 世の中が求めているのはこのユルさ、ヌルさ、俗っぽさね

定年後の居場所 (朝日新書)

定年後の居場所 (朝日新書)

  • 作者:楠木 新
  • 発売日: 2021/05/13
  • メディア: 新書
 

ちょうど世代が合うし、神戸生まれで現在も神戸在住ということで、終の住処を神戸にもとめた者として、読んではみたけどこれまでの彼の著作と同じで、俗っぽくて中身が乏しい。でも世の中が求めているのはこの程度の俗っぽさなんだろうな・・・。

もう定年本とか終活本を読むのはムダなんだということがわかった・・・という意味では収穫。それにしても勢古浩爾(74歳)は元気にしているんだろうか。