El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

打ちのめされるようなすごい本

才媛もがんの前では子羊

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

  • 作者:米原 万里
  • 発売日: 2009/05/08
  • メディア: 文庫
 

書評もいいのだが、読書日記は死の直前まで、書かれておりガン死の直前に様々な怪しい治療に巻き込まれずにいられなくなっていく様子は想像はしていたものの、実例をみると本当に悲惨だ。人生の最後の時期においてこんなことになってしまうなんて。