El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

勝手にふるえてろ Audible

綿矢りさワールドにはまる!

Audibleは唐田えりかちゃんの朗読がなかなか良かった・・・けれど、ちょっと暗くなりがちかな。で、途中から松岡茉優主演の映画(Prime Video)に切り替えて観てしまった。映画の方はややコミカルで、それがかえって良かった。何事につけてブサイクな感じを演じる松岡茉優もよかった。

こじらせ女子の話とも言えるが、男の身勝手と女の思い込みが交錯する、そんなストーリーを書かせたら綿矢りさはとても上手い。昭和男の古い脳をリニューアルする効果もあり、こうした作品に接することで脱昭和して優しくなれますよ。

勝手にふるえてろ
 
 
 
 
 
松岡茉優もなかなかいい「こじらせ女子」ぶり!

引き続き、綿矢りさ原作シリーズ「私をくいとめて」は「のん」が主役。橋本愛とのあまちゃんのコンビ。こちらの「こじらせ感」もなかなか。若いころはそんなことわからなかったなぁ~