El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

すべては量子でできている

半分で挫折しそうだが・・・それもまた人生経験ということで

「空間」「時間」と何とか理解しながら読み進めていったが・・・話の本質である「素粒子」まで進むと・・・素粒子の根本性質は3つ「質量」「チャージ(荷量)」「スピン」である、あたりから理解はあやしくなってきて5つの素粒子「電子」「光子」「アップクォーク」「ダウンクォーク」「グルーオン」であって、それらを駆使した「量子電磁力学(QED)」と「量子色力学(QCD)」となっていく。この「量子色力学」というのが著者ウィルチェックがノーベル賞を受賞した分野ということになる。

しかし、しかし・・・4つの素粒子、スピン?あたりから頭が受け付けない。そもそも物理学関係は高校レベル(それも30年前の・・・)の知識からの読書なので、どうしようもない感じ。結局、素粒子論がわかっていないのできついなあ。

生命科学であればなんとかついていけているのだが。物理本はかなりやさしく書かれていないともはや無理だと認識した。うーん、悲しい。