El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

古寺行こう(34)相国寺 行ってみた

美術館として楽しめる寺「相国寺」

「古寺行こう」全40巻完結!、2年にわたって定期購読した「古寺行こう」完結しました。実際にこのガイドブックを持って出かけたのは現在11回。全40巻のうち京都・奈良・大阪が33巻なので、まずはこの33巻のうち行けていない古寺を少しずつ訪ねていきたい。

というわけで、平日休みをとって第34巻の京都御所北側の「相国寺」に行ってきました。足利将軍家菩提寺でして、金閣寺・銀閣寺もこの臨済宗相国寺派の寺なんですね。

相国寺には「承天閣美術館」という美術館が附設されていて、ここに若冲と応挙の大作が見学しやすいかたちで展示してあり、かなり楽しめます。

円山応挙「七難七福図巻」

若冲「釈迦三尊像」