El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

この人から受け継ぐもの

この人から受け継ぐもの (岩波現代文庫) 作者:ひさし, 井上 発売日: 2019/04/17 メディア: 文庫 図書館で借りてきた井上ひさし「この人から受け継ぐもの」を読む。井上ひさしさんは昨年末に肺ガンでなくなったので小説では「一週間」、エッセイ集ではこの本…

草の花

これは少しも覚えていない 要再読 草の花―俳風三麗花 作者:三田 完 発売日: 2011/05/23 メディア: 単行本 三田完の「俳風三麗花」の続編「草の花」を読む。句会と歴史をからめて深くはないがなんとなく気分のよい小説。読了。

打ちのめされるようなすごい本

才媛もがんの前では子羊 打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫) 作者:米原 万里 発売日: 2009/05/08 メディア: 文庫 書評もいいのだが、読書日記は死の直前まで、書かれておりガン死の直前に様々な怪しい治療に巻き込まれずにいられなくなっていく様子は…

遠い崖

遠い崖 本当に遠くて現在第3巻で挫折中です 旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1)) 作者:萩原 延壽 発売日: 2007/10/10 メディア: 文庫 「遠い崖」(1)を読了。全14巻という大部なものだが非常に読み応えある。幕末に日本に滞在…