El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴリオ爺さん

今度はおれがラスティニャックさ ゴリオ爺さん (上) (岩波文庫) 作者:バルザック 発売日: 1997/09/16 メディア: 文庫 世界の十大小説の読破をめざしてバルザック「ゴリオ爺さん」(岩波文庫)を読み始める。バルザックは1799年生まれ。ユゴーと同じくら…

嵐が丘

ヒースクリフ、その悪魔性に魅かれて・・ 嵐が丘(上) (岩波文庫) 作者:エミリー・ブロンテ 発売日: 2004/02/17 メディア: 文庫 朝食後、E.ブロンテ「嵐が丘」(岩波文庫)読了。ページを繰るのももどかしい、と発表当時の評判が解説に書かれていたがまさにそ…

赤と黒

人生は栄達と恋愛からできている 赤と黒〈上〉 (岩波文庫) 作者:スタンダール 発売日: 1958/06/25 メディア: 文庫 スタンダール「赤と黒(上)」(岩波文庫)読了、引き続き下巻へ。階級社会で下層に生れた才知あるジュリアン・ソレル。その上昇志向とからん…