El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

嵐が丘

 ヒースクリフ、その悪魔性に魅かれて・・

嵐が丘(上) (岩波文庫)

嵐が丘(上) (岩波文庫)

 

朝食後、E.ブロンテ「嵐が丘」(岩波文庫)読了。ページを繰るのももどかしい、と発表当時の評判が解説に書かれていたがまさにそのとおりで一週間ほどで一気に読んでしまった。いまさらストーリーに触れはしないが、20代でこれだけの愛憎劇をかいてしまったエミリーには驚きである。あまりにも特異な話なので読んだから自分の人生観がかわるというようなものではないが読まずに済ますことはもったいないと感じることはたしか。(20050417)

E・ブロンテ「嵐が丘」(岩波文庫)読み始める。大人になって読む世界の十大小説の一環。(20050409 )