ユートピアは自分の中に
岩波現代文庫「江戸人とユートピア」(日野龍夫)を読んでいる。見返しの解説文を引用しておく「近世中期以降、社会の閉塞状況からの脱出を模索する人々は、各人の環境に応じて様々なユートピアのイメージを構築した。・・・」自分にとってのユートピア探し。7世市川団十郎の隠居の質素ぶり=引退にかけたひたむきな志し。自分にとってユートピアとは何であろうか。今のところは楽な仕事で生活費を稼いで、好きなことをやる。その好きなことは読書やテレビの教養番組のチェックとそこから広がる美術や音楽の堪能ということにでもなろうか。