El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

忘れられる過去

みすず書房で読みたい 荒川洋治 忘れられる過去 作者:荒川 洋治 メディア: 単行本 荒川洋治のエッセイ(書評?)本のシリーズのことを書いておきたい。今、机上に4冊並んでいる。発行順に「夜のある町で」「忘れられる過去」「世に出ないことば」「文学の門…

長女たち

感激をおそれる老人はわたしだ 長女たち 作者:篠田 節子 発売日: 2014/02/21 メディア: 単行本 篠田節子「長女たち」を図書館で借りてきて一気に読む。三編ともに親と娘、それに医師がからんできて、まあ引き込まれる。こうした作品を書ける才能の人がいてそ…