El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2023-07-10から1日間の記事一覧

『細雪』とその時代

阪神間で暮らすということ 『細雪』とその時代 (単行本) 作者:川本 三郎 中央公論新社 Amazon 10年ほど前に現在の住居であるマンションを購入したが、それまで縁のなかった阪神間を「終の住処」とすることへの躊躇がなかったわけではない。九州から関東へ、…